監修:信州大学医学部 脳神経内科、リウマチ・膠原病内科 教授 関島 良樹 先生

患者と家族のコミュニケーション

患者さまのご家族の方へ

トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーは多くの場合、祖先から引き継がれてきた「変異型TTR(トランスサイレチン)遺伝子」が原因となって発症する病気です。

病気を発症したとき、より速やかにトランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーだと診断されるためには、「血縁者に変異型のTTR遺伝子をもっている人がいる(または過去にいた)」という情報がとても役に立ちます。

今回、あなたのご家族がトランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーにかかっていることがわかったことによってその情報を知ることができました。

まずは今の時点で病気を発症していないかを確認し、疑わしい点や気になる点があればすぐに医師に相談してください。

また、現時点では病気を発症していないことが確認できた場合も、今後について不安を抱えたり、問題に直面したときには、一人で悩まずに医師に相談したり、遺伝カウンセリングを受けるなどして、「これから先この病気にかかるかもしれない可能性」とどう付き合っていくのかを考えてみてください。

患者様のご家族の方へ

※トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーは、遺伝性ATTRアミロイドーシス、ATTRvアミロイドーシス、hATTRアミロイドーシス、ATTR-FAP、TTR-FAP、FAPと呼ばれることがあります。

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