本疾患によっておこる症状の種類や程度には個人差があります

症状とつきあうには

下痢

症状とつきあうための注意点と日常のケア

トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーとともにある生活を、快適ですごしやすいものにするために。
症状とつきあうための注意点と日常のケアについてご紹介します。

※気になる症状があるときは、主治医や看護師、遺伝カウンセラーなどにご相談ください。

下痢

ひとりで悩まないで どうにかしたい下痢のケア

トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーの方では、アミロイドが自律神経に沈着すると、消化器症状として、便秘、進行に伴い交代性の下痢と便秘、持続性下痢を起こすことがあります。
下痢を気にして、外出時に食事や水分を制限する方も多くいらっしゃいます。しかし、十分な水分を取らない場合、脱水症状を起こしてしまうことがありますので注意が必要です。
つらい下痢も、食事の工夫(脂肪や食物繊維の多い食品を避ける)や、対症療法(高吸水性ポリマーという薬を使い、お腹の中で、水分をゲル状に固めます)で和らぐ場合がありますので、主治医の先生にご相談ください。
また、下痢がひどいときは、トイレで起立性低血圧を起こすことがありますので、ゆっくりと立ち上がるように意識してください。

下痢の具体的な対策アイデア

監修:柊中 智恵子 先生
熊本大学大学院 生命科学研究部 環境社会医学部門 看護学分野 臨床看護学講座 准教授

※トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーは、遺伝性ATTRアミロイドーシス、ATTRvアミロイドーシス、hATTRアミロイドーシス、ATTR-FAP、TTR-FAP、FAPと呼ばれることがあります。

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