症状とつきあうには
やけど
症状とつきあうための注意点と日常のケア
トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーとともにある生活を、快適ですごしやすいものにするために。
症状とつきあうための注意点と日常のケアについてご紹介します。
※気になる症状があるときは、主治医や看護師、遺伝カウンセラーなどにご相談ください。
やけど
“いつのまにかやけど”にご注意を
寒い季節、エアコンだけでは物足りず、暖房器具やあったかグッズがほしくなります。ここで、すこしご注意を。
トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーでは、末梢神経(まっしょうしんけい)が障害されるため、特に手や足が温度や痛みを感じにくくなっていることがあり(これを『温痛覚障害(おんつうかくしょうがい)』といいます)、知らず知らずのうちに、低温やけどをおこしてしまうことがあります。
低温やけどを起こさないために、暖房器具やあったかグッズの使い方や使用時間に注意しましょう。
監修:柊中 智恵子 先生
熊本大学大学院 生命科学研究部 環境社会医学部門 看護学分野 臨床看護学講座 准教授
※トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチーは、遺伝性ATTRアミロイドーシス、ATTRvアミロイドーシス、hATTRアミロイドーシス、ATTR-FAP、TTR-FAP、FAPと呼ばれることがあります。